#13 ライブアーカイブ
再結成を果たしたAve Mujica。互いの視線がなかなか交わらないのは、それぞれが自分自身と向き合っていたためだったのかもしれない。少しずつ困難を乗り越え、運命に抗いながら歩み続ける彼女たちにとって、このマスカレードがどんな意味を持つのか、まだ誰にもわからない。たとえ現状が仮初のものだったとしても、そのなかで精一杯運命に抗って生きることを選択した彼女たち。「わたくしが神になります」と宣言した祥子の言葉は、ステージ上でその意味を帯びていく。
ライブはメンバー全員によるマリオネットのようなパフォーマンスで幕を開けた。会場の雰囲気は一転し、力強いサウンドでライブがはじまると、「八芒星ダンス」では、赤く燃え広がるようなステージライトの演出とともに、もがき苦しむさまを示しているかのような歌詞が続く。壮大な世界が広がり、まるでこれまでの運命に縛られていた人生から解き放たれたかのようだ。観客は、彼女たちが作り出すAve Mujicaの世界に誘われていく——。
続いて演奏された「顔」。「鏡の中のおまえを暴く」——幾重にも秘密を抱えた彼女たちの人生を描し、たような歌詞と、激しさのなかにリズミカルで心地よいアップテンポなビートが重なり合う。挑むような視線、ふとこぼれる微笑み、リズムに合わせた舌打ち。いつもはクールな表情を崩さない彼女たちが、まるで仮面を外したかのように、生き生きとした表情を見せる。気づけば観客はAve Mujicaの魅せる世界に引き込まれていく。
少女たちは、新たな世界で新たな役に身を投じる。そこは忘却の女神・オブリビオニスが君臨する場所・パラディースス。女神・オブリビオニスに仕えるために4人の騎士が集まっていた。恐れの騎士・ティモリス、愛の騎士・アモーリス、死の騎士・モーティス、そして悲しみの騎士・ドロリス。しかし忘却の女神は現れない。ずっと前に消えてしまったという。そしてみな、彼女による忘却の祝福を受けるためにここに留まっているのだと……。
多くの命を犠牲にして生きているモーティス。羨望と嫉妬が抑えきれないほどの愛を抱えているアモーリス。誰からも信用されない恐怖に震えるティモリス。彼らはみな、それぞれが抱える悩みをオブリビオニスが与える忘却の祝福によって消し去りたいと願っていた。そして自身の存在そのものが罪だと語るドロリスはすべてを忘れたいと叫ぶ。やがて王座が現れ、オブリビオニスが降臨する。願い続けた騎士たちに、自らのもとに仕えることを許した。1人、ドロリスを除いて——。
何度もこの地を訪れ、その祝福を受けてきたドロリスの本当の願いは、オブリビオニスの側にいることであった。たとえオブリビオニスのことを忘れ、悲しみさえも忘れてしまっても、ただ傍にいたいと望むドロリス。そんな彼女の願いを聞いたオブリビオニスは彼女にも「剣」を託す。そして、オブリビオニスは世界が終焉を迎えるそのときまで、自分だけはすべてを忘れないと誓う。彼女は声高に、忘却の女神として君臨し続けることを宣言するのだった。
Ave Mujicaは、未だ多くの問題を抱えている。だが、それでも運命に抗い、進み続け、歌い続けるのが彼女たちの姿勢だと、ゲストに、そしてこの世界に宣言する。優しく、美しく響く「天球のMúsica」。すべてを包み込むかのようなそのステージは、Ave Mujicaがたどり着いた1つの答えなのかもしれない。まるで、世界が終焉を迎えるそのときまで、女神とともにある騎士のように。そして、そのときまで、自らの手で新たな物語を紡いでいくことこそがAve Mujicaなのだと。
#13 现场演出档案
成功重组的 Ave Mujica。她们的目光难以交汇,或许是因为各自都在面对自己。对于她们而言,这场假面舞会究竟意味着什么,尚无人知晓。即使现状只是暂时的,她们也选择了在其中竭尽全力对抗命运。祥子那句"我来成为神明"的宣言,在舞台上逐渐被赋予意义。
演出以全体成员如同提线木偶般的表演拉开帷幕。会场气氛骤然转变,随着强劲的音响演出开始,《八芒星ダンス》中,如同赤红火焰蔓延的舞台灯光效果,与仿佛展现挣扎痛苦的歌词接连呈现。宏大的世界铺展开来,仿佛从被命运束缚至今的人生中解放出来。观众被她们所创造的 Ave Mujica 世界所吸引——
接着演奏的是《顔》。"将镜中的你彻底揭穿"——描绘了她们背负着多重秘密的人生的歌词,与激烈中带有节奏感、令人愉悦的快节奏节拍相互重叠。挑衅般的视线、不经意流露的微笑、随节奏而动的咂舌声。总是保持冷静表情的她们,此刻仿佛摘下了面具,展现出鲜活的表情。不知不觉间,观众已被 Ave Mujica 所展现的世界深深吸引。
少女们投身于新世界的新角色之中。那里是遗忘女神 Oblivionis 君临之地——Paradisus。为了侍奉女神 Oblivionis,四位骑士聚集于此。恐惧骑士 Timoris、爱之骑士 Amoris、死之骑士 Mortis,以及悲伤骑士 Doloris。然而,遗忘女神并未现身。据说她早已消失。而众人,都为了接受她所赐予的遗忘祝福而留在此地……
牺牲了众多的生命而存活的 Mortis。怀抱着无法抑制的羡慕与嫉妒之爱的 Amoris。因不被任何人信任的恐惧而颤抖的 Timoris。他们都希望,能通过 Oblivionis 所赐予的遗忘祝福,抹去各自背负的烦恼。而声称自身存在即为罪孽的 Doloris,则呐喊着想要忘却一切。不久,王座显现,Oblivionis 降临。她应允了持续祈愿的骑士们,允许他们侍奉于自己左右。唯独一人除外——Doloris。
多次造访此地,接受其祝福的 Doloris 真正的愿望,是留在 Oblivionis 身边。即使忘却了 Oblivionis,甚至忘却了悲伤,Doloris 也只想陪伴在侧。听到她如此愿望的 Oblivionis,也将"剑"托付于她。并且,Oblivionis 立誓,直到世界迎来终结的那一刻,唯有自己不会忘却一切。她高声宣告,将作为遗忘女神继续君临天下。
Ave Mujica 仍面临着诸多问题。但即便如此,她们向嘉宾、也向这个世界宣告,对抗命运、持续前行、持续歌唱,正是她们的姿态。温柔而优美回响的《天球のMúsica》。那仿佛包容一切的舞台,或许正是 Ave Mujica 所抵达的一个答案。宛如,直到世界迎来终结的那一刻,都与女神同在的骑士一般。并且,直到那一刻,亲手编织出新的故事,这正是 Ave Mujica。